CLEAN SHOWER COATING
SANITARY SOLUTION SERVICE
CSC銀系酸化チタン抗菌コート材 商品説明
1 CSC(銀系酸化チタン抗菌コート材とは
CSCは、酸化チタンの光触媒作用と銀の抗菌作用を利用した安全でかつ容易な環境浄化コーティング材です。有害な薬品などを利用せず、太陽や蛍光灯などの光を利用するだけで、分解されにくい化学物質や細菌などの有害物質を分解することができ、また銀の働きにより光が当たらない場所でも、細菌やウイルスの活動を阻止することができます。
2 CSCの効果
CSCには「抗菌」、「消臭」、「大気浄化」、「防汚」、「浄水」の5つの効果があります。
したがって、
・ 病院の手術室や食品加工工場、給食センターやレストランの厨房などの抗菌処理
・ 老人施設やホテル客室、トイレ、喫煙所、ペットショップなどのいやな臭いの消臭
・ ホルムアルデヒドが主な原因といわれているシックハウス症候群対策
・ 浴室や厨房などの清掃に手間がかかる場所の防汚対策に極めて効果的です。
3 CSCの効果作用の原理
CSCの主成分である「酸化チタン」は、太陽や蛍光灯などの光が当たると、水や酸素と反応してOHラジカルなどの活性酸素を作ります。この活性酸素は非常に大きなエネルギーを持っており、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を分解・除去することができます。(光触媒作用)
また、CSCに含まれている銀イオンが細菌内の酵素やDNAと反応しますので、太陽や蛍光灯の光が当たらない場所でもその細菌等の機能を失わせ繁殖できなくすることができます。
4 CSCの安全性
CSCは製品名「銀系酸化チタン」という銀を含む酸化チタン製品と「界面活性剤」、「エタノール」および「水」で構成されています。
CSCの主成分「酸化チタン」は白色着色のため食品添加物としてもみとめられている安全無毒な材料です。「銀」についても食品添加物として銀箔が認められていることや、食器をはじめとした調理器具、フルートなどの楽器、また歯科医で銀歯として使われているように安全です。その他の成分、「界面活性剤」も安全性が十分に確認されているもので一般的な洗剤等にも使用されており、「エタノール」は酒類や醤油の防腐剤として使用されているものです。
5 CSCの耐久性
常温常圧の通常の使用条件では酸、アルカリ、水、有機溶剤に溶解せず、フッ化水素、塩素、硫化水素など反応性の強いガスとも反応しない、極めて安全な物質なので、通常の清掃作業でCSCがすぐに剥がれ落ちることはありません。
6 CSCの優位性と発展性
酸化チタンは「光触媒」として近年マスコミなどで頻繁に取り上げられるようになり、環境浄化技術の切り札として注目を集め、環境の世紀である21世紀の技術として期待されています。これまでも数多くの酸化チタンの実用化・製品化が試みられてきたものの、これまでの製品は酸化チタンが有機物を分解することから、コーティングを施す基材が繊維やゴムなどの有機物には施工できず養生まで必要なものや、掃除によって剥がれるような耐久性が小さなもの、ガラスや鏡などには付着しないもの、そして価格が高いことなど課題が多数残されていました。
しかしこのCSCは、相手を選ばず養生も不要で施工が簡単、耐久性に優れ、しかも価格が安いという、他の酸化チタン製品と比較すると大きな優位性を有しています。これまでいろんな場所で施工して実績もありますが、いずれの場所においてもいい結果が出されています。
このように、CSCのような光触媒製品は、子供からお年寄りまで誰にでも簡単に安全に私用することができ、光があればどこでも使用可能です。そのため日本だけでなく世界中での普及が見込まれるとともに、さまざまな環境に応じた光触媒の新しい用途開発も期待されるため、これから巨大な市場に成長すると予想されます。
7 CSCの安全性(1)
安全性試験名 |
試験結果 |
試験機関 |
急性経口毒性試験 (経口マウス) |
LD50=20ml/kg以上 第TM87010053-1 |
財団法人 日本食品分析センター |
皮膚一次刺激性試験 (ウサギ米国法) |
陰性 第TM87010053-2 |
|
変異原性試験 (AMESテスト) |
陰性 第TM87010053-3 |
|
皮膚感作性試験 (Maximization法) |
陰性 第598030197-005 |
|
培養細胞を用いた コロニー形成阻害試験 |
IC50=0.60mg/ml 第598030195-001 |
|
眼刺激性試験 (ウサギ法) |
無刺激物 第599080313-001 |
|
ヒト皮膚に対する パッチテスト |
陰性 第12060号-(1) |
社団法人 日本毛髪科学協会 |
小核試験 (遺伝毒性) |
陰性 No.57-434-03 |
韓国消費科学研究センター |
厚生省公示20号試験 (食品容器安全性) |
適合 No.6FA0188302号 |
財団法人 日本缶詰検査協会 |
8 CSCの安全性(2)
試 料:CSC銀系酸化チタン
試験方法:健常人の皮膚に試料0.03gを貼り付け、24時間後に試料を除去し、除去後1時間後及び除去後24時間にそれぞれ皮膚の状態を観察して刺激性の有無の検討を行った。
被験者 :年齢18歳から65歳までの男性25名、女性20名、計45名
貼付箇所:被験者の上腕屈側部
試験結果:1時間後および24時間後ともに全て陰性で異常は見られなかった。
9 CSCの抗菌力
試 料:CSC銀系酸化チタン
使用菌株: (1)大腸菌
(2)緑膿菌
(3)黄色ブドウ球菌
(4)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
試験方法:各濃度の試料液(10ml)に菌液(104個/ml)を0.1ml加えたものを35℃で24時間培養し、その1mlあたりの菌数を算出した。
試験結果:
菌 株 |
試料濃度(%) |
菌数(個/ml) |
死滅率(%) |
大腸菌 |
0(CSCなし) |
74,000 |
− |
0.00001 |
6,100 |
91.8 |
|
0.00005 |
2,700 |
96.4 |
|
0.0001 |
0 |
100.0 |
|
0.0005 |
0 |
100.0 |
|
0.001 |
0 |
100.0 |
|
緑黄菌 |
0(CSCなし) |
45,000 |
− |
0.00001 |
5,800 |
87.1 |
|
0.00005 |
610 |
98.6 |
|
0.0001 |
100 |
99.8 |
|
0.0005 |
0 |
100.0 |
|
0.001 |
0 |
100.0 |
|
黄色ブドウ球菌 |
0(CSCなし) |
52,000 |
− |
0.00001 |
11,000 |
78.8 |
|
0.00005 |
2,100 |
96.0 |
|
0.0001 |
130 |
99.8 |
|
0.0005 |
0 |
100.0 |
|
0.001 |
0 |
100.0 |
|
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 |
0(CSCなし) |
34,000 |
− |
0.00001 |
9,100 |
73.2 |
|
0.00005 |
4,400 |
87.1 |
|
0.0001 |
240 |
99.3 |
|
0.0005 |
0 |
100.0 |
|
0.001 |
0 |
100.0 |
10 CSCの消臭力
(1)生活4大悪臭
試 料:CSC銀系酸化チタン
使用ガス:アンモニア (汗、尿等の刺激臭)
硫化水素 (野菜の腐敗臭)
メチルメルカプタン (卵の腐敗臭)
トリメチルアミン (魚の腐敗臭)
アセトアルデヒド (タバコの臭い)
試験方法:1リットルの三角フラスコ中にCSCを付着した繊維の試料1gを入れ、所定濃度のガスをそれぞれに封入し、2時間後のガスの濃度を測定する。
試験結果:
悪臭成分 |
初期濃度(ppm) |
2時間後の残留濃度(ppm) |
消臭率(%) |
アンモニア |
100 |
0 |
100 |
硫化水素 |
100 |
0 |
100 |
メチルメルカプタン |
10 |
0 |
100 |
トリメチルアミン |
20 |
5 |
75 |
アセトアルデヒド |
30 |
13 |
57 |
(2)ホルムアルデヒド
(シックハウス症候群の原因とされている代表的な揮発性有機化合物)
試 料:CSC銀系酸化チタン
試験方法:3リットルのホルムアルデヒドを封入した5リットルの試験容器(ガス初期濃度:15ppm)に所定の濃度のCSCを添付した板材(10cm×20cm)を入れ、6時間後および12時間後にホルムアルデヒドの濃度を算出した。
試験結果:
経過時間 |
ホルムアルデヒド ガス濃度 (ppm) |
||||
CSC 処理なし |
CSC 300ppm処理 |
CSC 1500ppm処理 |
CSC 3000ppm処理 |
CSC 6000ppm処理 |
|
初期 |
15.0 |
15.0 |
15.0 |
15.0 |
15.0 |
6時間後 |
15.0 |
1.8 |
2.2 |
2.6 |
1.0 |
24時間後 |
15.0 |
0.6 |
0.0 |
1.4 |
0.7 |